私は、昨年秋の危険物取扱者試験乙種4類試験に初めての受験で合格することが出来ました。
その中で自分自身拘ったことは、効率的な学習と1度の試験で合格することです。
以下を読んでいただければご理解いただけると思いますが、乙4試験は難しくはないとの思いからともすれば準備不足のの状態で本番に臨むことになりがちで、またそのような受験生も多いと聞きます。
受験料等、経済的な面で言えば大した費用ではないかもしれませんが、それ以上に受験の準備期間を無駄にしないためにも、受験を決めたからには本気で取り組んでいただきたいと思います。
危険物取扱者資格とは
皆さんの身近にあるガソリン、灯油などの「危険物」は、可燃性が高く、爆発する危険性もあります。 これらの性質を何も知らずに扱うこと、取り扱い方を間違えることはとても危険です。 このような危険物を扱っているガソリンスタンドのような場所では、危険物の知識をもった危険物取扱者の資格保持者の最低1人の配置が消防法により義務付けられています。
危険物取扱者資格は数ある国家資格の中でも最も人気のある資格の一つで、幾つかの種類がありますが、乙4の試験は危険物取扱者試験の中で最も受験者数が多く、毎年30万人を超える人々が試験に臨みます。
乙4が人気の理由
乙4の資格試験は危険物取扱者試験の中で最も受験者数が多く、それには勘違いも含めて幾つかの理由があります。
1⃣ 受験の門徒が広い
受験資格が不要で、基本的に誰でも受験できる。
2⃣ 乙4が生かせる職場が多い
資格を生かせるチャンスが多い。
3⃣ 試験の難易度が高くない。
合格への距離が近い。
4⃣ 試験が年数回行われる。
資格取得のチャンスが多い。
他にも、人気の理由に
資格手当や昇給・昇格に役立つ
他の乙種の資格を取りやすくなる、などがあります。
そのメリットを生かせていない人も…..
受験の門徒が広い
資格取得のチャンスが多いというのはメリットだと思われますが、それ故か準備不足で試験に臨む人が多く、受験者がもっとも多い乙4の合格率の低さに表れていると言えます。
乙4が生かせる主な職場
ガソリンスタンド
石油を製造・管理する会社
引火性液体を取り扱うことが出来る乙4保有者は重要な役割を担っている。
化学産業
取り扱うものにより対応できる危険物取扱者資格の種類は異なるため、甲種の取得が推奨されている。
ビル管理会社、メンテナンス会社
ビル管理、メンテナンス会社では乙4取得を必須としているところが多い。
タンクローリー運転手
大型免許に加えて丙種または取り扱い、立ち合いを行う場合には乙4が必須。
合格するには
乙4の難易度は、高卒(普通科)程度の学力があれば大丈夫という人もいるようですが、現状の自分の学力ではなく、合格レベルの知識レベルを習得することが必要十分条件です。
難関資格ではないため、出来るだけボリュームが少なくポイントを絞った、効率的に学習できる内容の教材1冊に取り組むことをお勧めします。
3つの試験科目で、それぞれ60%以上を取れれば合格となりますので、まんべんなく学習するように心がけましょう。
スキマ時間で学習
乙4レベルであれば、スキマ時間で合格できると判断した私は
●テキスト1冊を毎日15分
その他のスキマ時間に
●スマホの無料アプリ
で半年間の学習時間でゆとりを持って取り組みました。
過去問を解く
試験の過去問題に取り組むことは有効とされていますが、乙4試験の過去問題集は販売されていません。
5択形式ですが、5つの選択肢の中から正解の組み合わせを問う問題があります。
試験の主催者のサイトに1回分の過去問が公開されていますので、解いておくことをお勧めします。
1回の受験でさっさと終わらせてしまいましょう。
応援しています。
補足
語呂合わせによる暗記が有効ですので、目につくところに掲示して暗記に役立てましょう。
危険物の分類
さか爺事故さ ここぶえぶえ
第1類:酸化性 固体 さ こ
第2類:可燃性 固体 か こ
第3類:自然発火性 物質 じ ぶ
禁水性 物質
第4類:引火性 液体 い え
第5類:自己反応性 物質 じこ ぶ
第6類:酸化性 液体 さ え
イオン化傾向
金貸すな(貸そうかな)、まああてにするなひどすぎる借金
金(貸そう) K 貸す(か) Caな Na 、ま Mg あ AlあZn てFe に Niする Sn なPb、
ひH どCu すHg ぎるAg 借Pt 金:Au
おまけ
ただし、お勧めはいたしません。
自分に合った物を探して下さいね。
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